Home交流の広場クラブ活動(文化部)ネパール会「ネパール会」解散にあたり

「ネパール会」解散にあたり

村上芙佐子 教員(1977年〜1995年在職・国語)  
ネパール会

 「ネパール会」2013年2月2日に解散式をもちました。

 創立以来20年弱。附属高校の閉校を控えた数年間を、記念事業として彼の地に何を遺すか(住民にもっと貢献できるものは?)を、恒見一雄さんと協議してきました。 そして、決定したのが吊り橋でした。 堀信行会長と父母OBらの現地踏査の結果でした。 しかも、パルパのかなり離れた3地区に。 昨秋、2本の開通式に会長は再度の現地入りをし、ほどなく3本目の完成写真が届きました。

 支援の流れ―住民の要望があると労働力提供の確認(つまり後々村人が自力で修理・維持できるように)。 設計は専門技術者がするが、その費用を私たちが、資材はスイスのNGOが負担することに。 架橋場所は、住民の要望を踏まえて国が決定−という段取りで、当然工事は乾季に限られました。 着工から足掛け2年の間、恒見さんからは詳細な中間報告が届けられました。 そして橋のお陰で 学校へ行けなかった子がいなくなり、雨季の遭難がなくなったことを、村人がとても喜んでいるとの報告が恒見さんから届きました。

ネパール会
ネパール会

 補足 
@「幼児教育支援」と「ミスコ基金」(病院までの患者運搬費援助)は、会の残金を「基金」として恒見さんに委託し継続する。
A森慎一郎教諭と共に現地体験をした生徒は、「ジュラ基金」(村の子どもの学費援助)活動を続行。
Bネパール会役員と有志は、恒見さんの活動支援グループとして再編された。
C昭和26年卒の故伊藤邦幸医師が設立の契機を作った「ネパール会」については、平成22年12月の本会報、本校70年史、閉校記念誌に拙文既出。
Dネパール会の記録は母校メモリアルルームに収められた。

(同窓会報 2014年12月号からの転載)   


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