Home交流の広場クラブ活動(文化部)漫画研究部漫画研究会創立の思い出

漫画研究会創立の思い出

30期 土屋晶子    
漫画同好会

 今回の原稿依頼を受けて振り返ってみると、もう卒業してから30年以上過ぎてしまったことに驚いています。 私は、小さい頃から絵を描くのが好きで、学校のノートは、勉強のノートなのか、落書き帳なのか?といった感じでした。 自宅でもスケッチブックに水彩画のイラストを暇があれば描いていました。 漫画は読むものももちろん大好きでした。

 都立大附属高校に入り、入った部活はなぜか軟式テニス部でした。 高校に入って心細かった私は、同じ中学校からきた友だちの選んだ部活に入ってしまったのです。 でも、運動がが苦手な私が案の定ついていけるわけはなく、夏にやめることになりました。 そこから、「やはり好きな漫画を部活に!!」と思い、漫画やアニメ好きに友だちと漫画研究会を立ち上げて活動を始めました。 部室もありませんでしたから、自分たちがやろうと思えばすぐに部活になるような気楽さがあり、『何かをしなければならない』というプレッシャーもなく、好きな絵を描いたり、漫画やアニメに没頭できて幸せな時間でした。

 記念祭では、自分達で描いた絵を披露したり、映画を上映したりしましたが、お客さんを楽しませるより、自分達が楽しんでいたのかもしれません。 友だちの家に泊まって、夜通しアニメの話をしていたこともありました。 (それも部活だったのかな?)

 私は大学に行っても漫画研究会に入り、相変わらずイラストを描いていました。 高校の同期の友だちの中には、本格的なアニメーターになった人もいます。 私はその道で食べていける程の腕前はなく、あくまで趣味の域を越えませんでしたが、児童館に勤めている現在、ちょっとしたポスターやカットを描くには苦労しなくてすんでいます。

 今はなかなか、ゆっくりと絵を描く時間がありませんが、あと10年ちょっとして退職して時間に余裕ができたら、また絵を描いてみようかなと思っています。

(同窓会報 2010年12月号からの転載)   

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