軽音楽部との三年間

望月典子 教員(平成18年〜平成21年)    

 ご本人自らバンドを率いる松永先生のあとを引き継いだのは平成一八年四月。 前顧問のお言葉「大丈夫、生徒たち自分達で活動できます」を頼りに四月にスタートしました。

 新入部員も入り最初の関門が『批評会』。 五月の終わりに各バンドが何曲か持ち寄り披露するわけです。 その後に数人から辛口のコメント。 その他用紙にびっしりと長短所とアドバイス。 特に一年生は初めての経験で緊張がこちらまで伝わってきました。 土曜日の午後数時間、余計なおしゃべりも無しで黙々と演奏・批評が続く会は見事なものでした。 この会は年に数回開かれてその度ごとに上達が見てとれて楽しいものでした。

 夏休みには三泊四日の吹奏楽部との合同合宿が奥志賀で行われました。 軽音は四・五個のスタジオを借りていて、バンドごとに練習です。 部屋に戻ったときは個人の練習…で全くの音楽漬けです。最期の日は批評会とライブ。一年生もそれらしくなっています。 その他、バーべーキュー・すいか割り・花火…と恒例の行事も楽しいものでした。 合宿中にもいろいろとお褒めの言葉を頂きましたが、一緒に活動していてつくづく思ったことは、都大附の生徒は一人ひとりが自分の行動に自信をもっているということ。 安心して信頼して生徒と関わっていけるということは教師として幸せな日々でした。

 そして九月、記念祭。 サブアリーナで二日間のライブ。 このライフを見て入学を決めたという生徒も多い、暑い熱い日でした。 どのバンドもびっくりする位うまくなっていて楽しい驚きでした。 卒業生・保護者の方々…多くの人に支えられた記念祭でもありました。

 三年間の気持ちの良い日々でした。たくさんの思い出は永遠です。みんな、頑張ってね!

(閉校記念誌(2011年3月発行)からの転載)   

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