第10回を数えた「八雲が丘賞」は、美術部が2016年の第4回に続き、二度目の受賞となりました。
また、同時受賞の奨励賞は写真部が受賞しました。こちらも2015年に続く受賞です。
桜修館美術部の実力は、これまでも高く評価されてきました。特に発表される作品の幅の広さは、多様な個性を持つ部員の活動の幅の広さにつながっています。
昨年の記念祭展示「おかしな絵美術展」でも多種多様な表現が大変好評でした。
東京都高等学校文化連盟の「中央展」で最優秀賞を獲得した作品は、東京都美術館での展示でも評判だったようです。
このような美術部の水準の高さは、実は旧制府立高、都大附高から引き継いだ伝統に裏打ちされているようにも感じます。この会報に掲載されている「八雲展」は、そうした伝統の象徴です。
若い桜修館の現役生、卒業生が、「八雲展」に出展する様になればと思います。
一方、写真部の記念祭展示も人気でした。スマホの普及と、そのスマホに搭載されたカメラの高性能化で、「写真を撮る」行為の意味も質も大いに変化しています。
それが展示に繁栄されているように感じました。
一眼レフでじっくり狙った写真、スマホでふとした一瞬を切り取った写真。この先も、写真の持つ様々な可能性を追及してほしいと感じました。
八雲が丘賞は、桜修館と都大附高をつなぐ絆のひとつです。この先どんな活動が受賞することになるのでしょうか。 この賞が生徒諸君に喜んでもらえる賞になればと思っています。