東京都立大学附属高等学校同窓会

第4回「八雲が丘賞」を美術部が受賞

　第4回「八雲が丘賞」は、桜修館・美術部が受賞しました。表彰式は2016年9月12日に例年通り記念祭の閉祭式の中で行われ、都大附高同窓会から美術部の皆さんに、表彰状と記念品台10万円が送られました。

みんなで完成させるひとつの作品

　中学校、高等学校における美術部は、決して珍しい存在ではなく、むしろ文科系の部活動では定番ともいえる部の一つです。
　　桜修館の美術部も存在そのものがユニークなわけではありません。ユニークなのは活動の中身です。受賞理由にもあるように、多彩な活動が特長で、その中から多くの優れた作品を生み出しています。また部員がまとまって一つのことを完成させるのも、この美術部のいいところです。
　第67回記念祭（2015年に開催）の展示「絵美展（えびてん）」は好評を博しましたし、2016年の「OUR MUSEUM」でのライプペインティング企画は、部員一丸となった迫力あるイベントでした。
　部活動の楽しいところは「考えているを形に表すこと」と「みんなで一つの作品を作ることを形に表すこと」と「みんなで一つの作品を作ること」。美術部員のことばです。部活動を通じて、画力、表現力や忍耐力などが養われると同時に、絵の好きな仲間ができるのは、まさに部活動の成果そのものでしょう。

八雲が丘の3校の絆と美術の伝統

　八雲が丘には美術の伝統があります。旧制府立高の絵画班から美術部、都大附高の「美研」（美術研究会）。美術の道に進んだ卒業生も多く、何人ものプロを輩出しています。また、卒業生による美術展の「八雲展」は、2017年に第35回を数えました。
　「八雲が丘賞」は、旧制府立高、都大附高、桜修館の3校を結ぶ絆の一つです。この八雲が丘賞が契機となって、桜修館卒業生の「八雲展」出展が実現したりすれば、それもまた楽しいことと言えるのではないでしょうか。